ここは南海・和歌山市駅前。
最近、駅周辺が再開発され、大きな図書館や店やらが出来てきれいになった。
正面からまっすぐ向かった50mくらいの所。
目の前にあるのは、とある焼き肉屋。
その名も「ライオン」
店内からの照明が外の道を照らしだし、よい雰囲気を演出している。
良い気分になる。これから宴会だ、といような。
少し懐かしい感じの雰囲気。
焼き肉屋と言ってもここは「ホルモン」専門店。
ホルモン専門店と言ってもほかのメニューも頼める。
家族で入ってみる。
元気に出迎えてくれる。
予約を取っていたので、すぐ2階の座敷に案内される。
畳の座敷で、掘りごたつ形式ではない。
テーブルが3つほどあり、それぞれ板やビニールカーテンで仕切りされている。
コロナ対策だ。
足の短いテーブルの中央には七輪のようなガスコンロが置かれている。
肉を乗せる網はまだキレイだ。
注文する。
もちろん「ホルモン盛り合わせ」(特大)3,300円。
見た目は良いとは言えないが。
いろんな種類の内臓が入っている。
今日は特別に入荷したという生センマイも頼んでみた。写真を撮るのを忘れた。
たれは甘酸っぱい感じ。歯ごたえがあるのに柔らかい、最高のバランス。
旨い。
ハラミも頼んだ。
ハラミも内臓の一種だとこの時知った。
高級焼き肉店で働いている親戚が言っていた。
早速、ハラミから焼き始める。
Mmmmmm。うまい。やらかい。タレがいい。旨い。
続いてホルモンを焼く。
よし、今から内臓を食べる。
ライオンが、ではない。
私が食べます。
内臓の名前はよくわからない。よくわからないものを食べている。
しかも内臓だ。
まあ、なんということでしょう。
しかし、、、、、おいしい。うまい。うまみがすごい。
通常の「肉」では味わえない、うまみ。
今日はよく焼いて食べる。
昔はレアが好きだったが、最近はよく焼いて食べたほうがおいしいと感じるようになった。
おそらく、タンパク質が焼けて少し分解して、うまみ成分のアミノ酸になるからではないか。
それにしても、うまい。旨い。ウマイ。
ハラミ、ロース、サーロインなどいわゆる筋肉の部分もおいしい。
が、ライオンは内臓から食べる。
その理由は、うまいからだ。且つ栄養価が高い。
もう一度写真を載せてみる。
この写真を世界中の人と交流できる英語サイトに投稿すると、5秒ほどで「いいね」がつく。
前回来た時も投稿したが、その時は念のために「Internal Organs」(内臓)と説明した。
少し嫌がられるかもしれないと思ったが、そうではなかった。
アメリカとオーストラリアの人から「美味しい。」と日本語で、食べたことのあるような言いぶりでコメントいただいた。
海外でも内臓を食べるのでしょうか。
蛇足になるが、昔、何かの映画で言っていたセリフを思い出す。
遠い宇宙のとある美しい星にたどり着いた宇宙飛行士が「この星に来るべき人は、詩人であるべきだった。」という主旨のセリフを言っていた。
どういう意味かと言うと、あまりにも美しすぎて私の語彙、感性では伝えきれない。という事らしい。
このライオンはそんな感じだ。
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