青天の霹靂

アリシアは仕事に出かけるため着替えています。義母のジャッキーが何かを言いたそうに様子を見に来て、衝撃の一言を放ちました。。。

今からどこかへ出かけるの?

J: What’s the occasion?

いまから何があるの?(何かいい事でもあるの?というニュアンス/occasion 特別な行事、祭典)

A: Work.

仕事ですよ。

仕事です!

J: It’s just so pretty.

ずいぶんきれいにしてるのね。(ずいぶん奇麗な洋服を着ているから、いい事でもあるのかと思ったの、というニュアンス)

A: Thank you.

ありがとうございます。

J: What time did you get in?

昨日はいつ帰ってきたの?

A: Late. You were asleep. Thanks, by the way. This should be the last night for a while.

夜遅かったです。(あなたは)よく眠ってらっしゃいましたね。とにかくありがとうございました。遅くなるのはこれで最後になると思います。

(昨日は子供たちの世話をしてくれて)ありがとうございました。

J: I took Grace and Zach to see Peter.

グレースとザックをピーターの所へ連れて行きましたよ。(ピーターは今刑務所に)

グレースとザックをピーター(お父さん)の所へ連れていってあげましたよ。
ハァ?何を言ってるんですかーーーー!!

A: You did what?

???えっ?何をしたって(言いました?)?

J: I took Grace and Zach to see their father for his birthday.

お父さんの誕生日だから連れて行ったの。

A: Jackie. I…. I’m thunderstruck.

ジャッキー、、、なんで、、(ものすごく)びっくりしました(怒)。

なんで勝手にそんなことしたのよ!!と訳の分からないアリシア。

J: I tried to phone you.

(一応)あなたに電話したのよ。

A: You tried to phone me? We discussed this. I was taking them next week.

私に電話した?(そういう事じゃなくて)もうこの件については話し合ったじゃないですか。来週連れて行くって。

J: It worked out perfectly seeing him. They were perfect.

うまく行ったみたい。二人とも行儀良くしてましたよ。

二人とも行儀良くしてましたよ。とうれしそうに語るジャッキー

A: Jackie, I am their mother. It is my decision. This, of all things, is my decision.

ジャッキー!私が母親なんです。私が決めるんです。すべての事は私が決めるんです!

J: I’m sorry. It was spontaneous.

あら、ごめんなさい。急に思いついちゃったから。

A: You don’t supervise my kids spontaneously. You don’t take them to prison. You don’t just try and phone me. You phone me. You respect me as a mother, or you leave.

思い付きで勝手なことしないでください!刑務所に連れて行くなんて。勝手なことしないで、先に電話してください!!先に電話してください! 私が母親であることを尊重できないのなら、もう二人に合わせませんよ!

J: I am doing the best I can.

いいと思ったからしたのよ!

できる限りのことをしただけじゃないの!と言い返すジャッキー

A: Well, join the club.

私だってそうです!!

私だってそう思ってますよ!

【解説】仕事に出かける直前に、アリシアは義母ジャッキーから勝手に子供を父親へ合わせたことを聞かされた。怒ったアリシアは「母親は私です。私が決めるんです。勝手なことはしないでください。」と主張します。ジャッキーはジャッキーで父親の誕生日に孫たちを合わせてあげたいという親心でしたのだと反論しました。この二人には、この手の言い合いが今後もずーっと続きます。それにしても義母にこれだけ言えるのは気の強いアリシアです。

【ワード&フレーズ】thunderstrack/すごい驚き、青天の霹靂、寝耳に水 I was taking them next week./来週連れて行くと話した。(過去進行形で未来の事を語るが、まだその時が来ていない間に使う表現なんですね。)  supervise/監督、監督する、世話する join the club/(こちらも同じ立場だと意味して)同じだ。me tooに近いニュアンスです。ネイティブの人は良く使うフレーズのようです。 clubとは同じ活動を行う集団を意味しますので、これにjoinがつくことで「私も参加する、私も同じ立場です」という意味の口語が生まれたのではないでしょうか。

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