First impressions last.

マイクは新人が担当する食事会「ルーキーディナー」のレストランを探しています。こんな事は大の苦手。しかしハーヴィーは「こんな事と思えるささいな事でも手を抜かずに成功せることは重要だ。最初の印象が重要だ」と教えます。

マイクのレストラン探しにチャチャを入れるハーヴィー

H: What are you doing?

何してるんだ?

M: Uh, I’m looking for a restaurant. Where did you go for your rookie dinner?

レストランを探しているんだ。 ハーヴィーはルーキーディナーに、どの店使ったの?


H: I came into the league a sophomore. You better not be prioritizing that over McKernon Motors. I still need something to stall Stensland.

俺は中途採用だから(ルーキーディナーの店探しをやってない)。店探しがマッカーノンモータースより大事なのか。ステンズランドを蹴落とすための書類が必要なんだよ。

M: It’s right here. What are you so irritated about?

もうここにあるよ。なんでイラついてるの。

H: I spent a day with a top headhunter I know who couldn’t produce one legitimate CEO candidate by Thursday.

ヘッドハンターと1日過ごしたんだが、木曜日までに見つけないといけないCEOがまだ見つからないんだ。

M: What about that Dominic Barone guy who runs production? You said he was responsible for the engines, and he clearly cares about the workers.

ドミニクっていう開発責任者はどうなの? エンジンの責任者で部下思いじゃない。

ドミニクを勧めるマイク
不服そうなハーヴィー


H: No, he’s not the guy.

彼はだめだ。


M: Oh, you’re scared you can’t convince him because he hates you. I get it.

あなたの事が嫌いだから断られると思ってるんだね。(笑)


H: Nice try.

よく言えたな。

(マイクのPCの画面を見て)


H: You know you can’t host your dinner there. That’s a Wachtell, Lipton, Klein restaurant.

その店は止めておいた方がいい。ワチテル・リプトン・クライン事務所の息がかかってる。


M: Okay. Fine.

オーケー。


M: What about this place?

じゃあ、ここはどう?


H: Yeah, that’d be great if it was 2004.

2004年ごろは良かった。


M: Oh, my God. Why does any of this matter? God.

オーマイガーッ。なんでこれが重要なの。。ガーッ。

周りを見渡すハーヴィー
FAXー男

H: You see that guy over there by the fax? Take a good look. He’s never gonna make partner.

ファックスの前にいる奴を見てみろ。よーく見るんだ。やつは絶対に出世しない。


M: Okay. Let me guess. Because he threw a lousy rookie dinner?

オーケー。なんでかって? ルーキーディナーがお粗末だったの?


H: No, because he doesn’t get it.

違う、あいつは分かってないんだ。


M: Get what?

何を?

H: He doesn’t get that doing good work isn’t the whole job. Part of getting it is that things like the dinner actually matter, even when you don’t think they do.

あいつはいい仕事をすることがすべてだと思っている。みんなが「たかがディナー」と思っている事さえ大事な仕事だってことを分かってない。

H: Look, you were giving me shit this morning because I come and go when I want to. You know why I can do that?


いいか、今朝おまえは遅刻したが、おれは好きな時間に仕事できるんだ。何故だかわかるか?

H: Because when I got here, I dominated. They thought I worked 100 hours a day.

俺がこの事務所に来た時、だれよりも一番仕事をしたんだ。1日100時間働いた。

H: Now, no matter what time I get in, nobody questions my ability to get the job done.


今なら何時に出社しても、だれも俺の能力を疑いすらしない。

H: Get it through your head. First impressions last. You start behind the eight ball, you’ll never get in front.

頭を使ってよく考えろ。第一印象が一番大事なんだ(最初の印象が最後の印象)。もしだめだと思われたら、(ビリヤードの)エイトボールをしても2度と順番は回ってこないぞ。

ゲキを飛ばすハーヴィー

【解説】マッカーノン社の新CEO、スタンズランドを社長の座から引き下ろすために画策するハーヴィー。指示していた書類を取りにマイクのもとへ。しかしマイクは「つまらない」と思っているルーキーディナーの店探しをしていた。その様子を見て「仕事だけが評価の対象じゃない」「たかがと思うような雑用」でも最初が肝心だと教える。日本でも「第一印象は大事」という考え方がありますね。

【単語】sophomore/2年生 impression/印象 dominate/支配する Wachtell, Lipton, Klein/ワチテル・リプトン・クライン事務所(今は別名のようです) 

【訳】sophomoreは2年生という意味ですが「中途採用」として訳しました。いずれわかりますが、ハーヴィーは以前、検事をしていました。

エイトボールはビリヤードの15個の玉を使って戦う方式。優勝争いするくらいの選手なら、通常最初にうち始める(ブレイクする)人が最後まで失敗せずにゲームが終わって勝ちます。


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